今回は、私が教員採用試験を合格したときの話を紹介したいと思います
少し前になりますが、今の採用試験でも通ずるところがあるので
有益な情報を掴み取っていただけるとうれしいです!
これから教員採用試験を受けるようか考えている人や
勉強方法・面接対策がわからない人に参考になるように記事を書いていきますので
最後まで読んでいただけるとありがたいです!
・教員採用試験についてわかる
・合格体験記から採用試験の詳細がわかる
目次
1 教員採用試験に向けた受験時の1日を紹介
大学時代は勉強していなかったので
講師時代の取り組みを紹介していきます!
講師の時は、本当に平日は忙しかったです・・・
だから土日が勝負☆
6:00 ~9:00 小学校全科
10:00~12:00 一般教養
14:00~17:00 一般教養
19:00~22:00 面接対策
多少の前後はしますが、このように時間を区切って受験科目を勉強しました
私は超朝型なので、特に朝集中してやりました✨
大学受験のときも精一杯やったことがあり
長時間勉強することに抵抗はあまりありませんでした!
ポイントとして
朝は、算数のような計算系を学習して、夜は暗記科目をメインに行いました
2 教員採用試験に合格!おすすめの勉強法
2−1 過去問の研究をする
ただやみくもにやっても意味がないと思う
直近3年以内の自治体の傾向を掴む
◎真面目に、ここにはかなり時間をかけました
詳しくはこの記事も読んでください
2−2 自治体にあった勉強をする
受ける自治体によって問題数、難易度、特色(地域独自の問題があるなど)など
本当に様々で異なります・・・自治体によって対策を変えなきゃ〜
ただ、売られている参考書を学習してもその問題が出なかったら意味がないんです!
試験に関しては、努力の結果ではなく当日の成績しか見られないので
参考書などを買うときも注意が必要です
購入してよかった対策本はこちらを読んでください
2−3 苦手分野は捨てる
私の県は問題数がとにかく多かったので
できない問題に時間を費やすのは無駄だと思って、できる問題を確実に取りにいくようにしました
3 教員採用試験に合格するために我慢したこと
・ テレビを捨てた
・ 携帯は勉強時間は見ない
・ ゲームをやめた
本気で受かりたかったので誘惑は全てシャットアウト
意外と難しいので環境を変えるために処分するのもあり
受かったらまた買えばいいんです♪
給料も増えますので・・・
4 教員採用試験に合格するために勉強以外で努力したこと
4−1 授業の教材研究
こんなのを2次試験でやりたいなという教科を特にがんばってみた!
講師の特権ですね✨
授業力や先生として必要な本をまとめていますので読んでください
4−2 モチベーションを保つ
受かった時には自分に最大限のご褒美をしてあげることを考えていました
私の場合は、車を購入しました
受かって1週間で決めて買ったのをよく覚えています☆☆
4−3 早く家に帰ること
少しでも時間がとれるようにした
職場でも「帰ってもいいよ。」と声をかけられていたのがよかった!
4−4 いろんな本を読んだ
面接などもあるので、教育ジャンル以外の本も結構読みました
最近は社会情勢を投げかける問いが増えているそうですよ~
4−5 面接対策
これは校長先生が率先して声をかけてくれて行うことができました
自分以外の人がどう思っているのか聞くことは大事
その人が思っていることは当然面接官も感じていることだと思います
面接はこちらを読めば大丈夫です!
4−6 有能な先生にたくさん質問した
場面指導や授業中のこんな時どうしたらいいのか疑問に思ったことは人を選んで聞きました
ありきたりの答えでもかぶるしこの人ユーモアあるなって人に!
4−7 おまけ・・・裏技!!
最後に1つ取り組んだことを紹介します
ふざけてるかもしれませんが、
校長先生のいる飲み会にめちゃくちゃ参加しました!
*最近は会食が減ってしまって残念です(追記)
私の自治体では研修がたくさん行われ、取り組み後に飲み会があります
そこで顔を覚えてもらうために(校長先生は面接官なので)
ありとあらゆる飲み会に行き、自分の名前を覚えてもらうために、お注ぎしに行きました
成果はわからないですが、
今でも知らない校長先生に挨拶される次第ですw
1度受かるともう試験はありませんので、覚悟を決めて行動することも大事です
5人に1人は合格する世界ですので、魅力ある人になっていきましょう
そうすると、面接でもよい成果が表れます☆
5 実際に受けた!教員採用試験の面接内容
・5~6人で面接を受ける(面接官は3人)
・自己アピール
・面接官の質問に対して、全員でホワイトボードを用いたり司会を立てたりして答える
・1人で面接を受ける(面接官は5人くらい)
・自己アピール
・授業を5分する(事前に考えて指導案も提出)
・生徒指導の対応(面接官がふざけたり状況を想定したり)
・質疑応答(質問集に載っているようなこと)
以上が私の受けた面接試験の大まかな内容です
*自治体によって様々だと思います
6 合格を近づける!ポイントを抑えた面接試験の「自己PR」
今回、私が伝えたいこと!
「自己PR」ができていれば、大丈夫ということです
・自分の長所・短所(強み・弱み)を知る
・今までの人生を振り返る
・今まで力を入れて取り組んだことを分析する
よく面接の回答例が出されていますが、あんなのは聞いていて分かります
言霊という言葉があるように、自分の熱意があれば
どんな面接官の心も響かせることは可能だと思います!
少々の言葉の間違いも関係ないです
私の場合、面接NGと言われる
1人称「ぼく」、手振りガンガン使っていました・・・恥ずかしいなあ
もちろん、普段から丁寧にお話しできている人は問題ありませんが
私のように変に気を遣って思いを伝えられないような人は等身大でいいと思います
「必ず自分の言葉で伝えよう。」
そのためには、上記の3つを自己分析をすることが必要です
質問の回答例を思い出して話すのはバレバレですので
自分の強みであるぶれない軸を決めて教育とつなげて話しましょう♪
7 教員採用試験に合格!具体例を用いて面接を乗り越えよう
少し具体的に話すと、
私は、プロレベルでスポーツを行っていました
強み=スポーツ
そこで、自分の強みを生かすために、何を話そうかと考えた時に絶対言おうとした言葉があります
「私を採用してくれたら、〇〇県の体育教育に新しい風を吹かせます」と
今思うと、よく言ったもんだ
でも、明らかに面接官は食い入るようにこちらに目を向けたことを覚えています
自分を魅せるための言葉は考えておくとよいでしょう
マインドとしては、受からせてくださいよりも
私を採用したらこんなよいことがありますよ
ということをアピールしていきたいですね!!
あとは、教員採用試験では
同じ人を採用することはありません
どういうことか・・・
教員にも様々な分野の人が学校を円滑に経営するには必要だからです!!
スポーツが得意な人
頭が非常にかしこい人
コミュニケーション能力が高い人
読書好きな人
英語が得意な人 など
自分はどの分野で勝負するのかを私は考えました
もちろん、スポーツ枠だったのですが
強みをどう生かすのか
面接試験は最近では配点も高くなっているように感じます
昨年の倍率を見るだけでなく
自分の分野で勝てる確率を考えることも必要です
もし自分が教員としてどのポジションで活躍できるのか
受かったらこんな行動ができる!というアピールをしっかりと伝えましょう
時間があれば、自己分析をたくさんして、面接試験を乗り越えましょう
面接をもっと詳しく知りたい方はこちらを読んでください
8 【細心の注意】合格に必要な面接試験での身だしなみ
今回は、私が面接に向けて行なった身だしなみの
チェックをお伝えします
8ー1 服装
教員採用試験はスーツが基本です
クールビズが推奨されていますので
上はワイシャツ(半袖)で面接に行きました
シワが入っているとよくないので
クリーニングに出すかアイロンを必ずかけておきましょう
クールビズを推奨していますが
上下共にスーツを着ていっても問題ないです
そのときは、ネクタイを忘れずに・・・
また、部屋はエアコンが結構着ているので
心配な方はスーツ(上下)を着用していた方がよいと思います
8ー2 靴
靴は必ずピカピカにしましょう
私が面接官なら必ず靴を見ます
細かいところまで配慮が行き届いているか?
日頃からきれいにしているのかな?
そのようなことを感じとることができます
靴のお手入れはきっと服装よりも行き届いていないことが多いと思います
面接官に見た目で靴が汚れていると
だらしない印象をどうしても与えてしまいます
そうならないように日頃からお手入れする習慣をつけておきましょう
靴紐もちぎれそうな場合は新調しましょう
この先も使うはずなので綺麗にしていて損はないと思います
おすすめの革靴メーカーを紹介します!
8ー3 髪型
教員採用試験では、ワックスやジェルでそこまで固める必要はないと思います
私は、1週間前くらいに髪を短くしてもらい
何もセットせずに面接に臨みました
*寝癖は治してね!
中には、ガチガチにセットしている人もいますが
学校の先生はふだん子供と触れ合うときには
セットしないので面接でも普段通りで大丈夫です
8ー4 ベルト
ベルトと靴の色を合わせよう
私は当時知らなかったですが
社会人の常識としてベルトと靴の色を合わせるそうです
バックルがついたのではなく、シンプルなベルトを着けましょう!!
8ー5 時計
スポーツ系のラバーバンドものより
ステンレスのような方がスーツには似合うと思います
派手なものではなくシンプルなものを選びましょう
文字盤が大きいと時間の管理もしやすいですね
先生としても使えるおすすめの時計はこちらに書いてあります
9 教員採用試験に合格!人は第一印象で決まる?!
人の見た目の印象は6秒で決まるとされています
集団面接や個人面接で身だしなみが全てではありませんが
「この子はできそうだな」
そのように面接官には思ってもらいたいですね
清潔感が1番大切になってくると考えます
そのためにも日頃から心と体を整えて、第1印象よく受け答えができるように準備しましょう
10 すぐにできる!面接官に好かれるためのポイントを5選
10−1 笑顔
面接の代名詞と言っても過言ではないです
なんといっても、やっぱり笑顔が1番!
笑顔で救われることって多くないですか?
子供たちも同じです
ふだんから笑顔が美しい人は本当に素敵だな~と思います
どうしたら、そんな素敵な笑顔ができるのか、羨ましい限りです
そんな私は苦手です・・・
でも、試験に向けて
毎日、顔を洗うときや歯磨きのときに
鏡に向かって笑顔の練習をした記憶があります
作り笑顔はバレるからダメですよ!
ナチュラルな笑顔ができるようにしましょう
10−2 謙虚・素直さ
見栄をはるな!ということです
例えば、難しい内容の質問を面接官はします
そのときは、
素直にわかりません!や今後に備えて勉強しておきます!
このようにわからないものはわかりませんでよいと思います
これは、学校で不備をしてしまったときにも
嘘をついたり見過ごしていたりすると、余計に事態が後転していきます
そのようなことを面接官は狙った上でのいじわるな質問かもしれないですからきちんと素直になってみましょう
10−3 元気
学級では、子供は先生の鏡と言います
覇気のない先生に保護者は大事な子供を預けようとは思わないですよね?
学校生活は忙しく大変な場面もあります
そのときにうつむくのではなく前を向いて進まないといけない場合もありますので
面接官に元気良さをアピールする必要があります
そのためにも話し方は
ハキハキとゆっくり話しましょう
10−4 堂々と誠実に
面接官にもいろんなタイプがいます
そこには運も必要だと思います
その中には圧迫面接というものもあります
こちらが何を話しても聞いていないような感じだったり
高圧的な場面を設定されたり
質問の内容が答えにくいようなものだったりします
その中でも、堂々と毅然とした態度でいるかが大切です!
これは、学校の保護者のクレーム対応でも同じようなことが言えます
何か文句をたくさん言われても感情を抑えられるかや
誠実に対応しようとしているか、そのようなことが面接官に見られていると考えます
その場面では、必ず嫌だな~と思いますが
試験の合格のために堂々と誠実に対応しましょう
10−5 情熱
これは、熱い気持ちをどれだけ面接官に伝えられるか
自分を採用したらこんないいことがあるんだ!
その想いをしっかり届けましょう
私の場合は最後に一言の時間よりも
面接の質問中や模擬授業で情熱を届けた方がよいと思います
要所要所関連づけて思いを伝えましょう
思いが強いと目線から熱意を感じます
11 教員採用試験に合格した模擬授業の対策ポイント
11ー1 対策ポイント
必ず自分の得意分野とつなげよう
私が教員採用試験で意識していたことは
具体例で書いたように、元スポーツ選手というわけで
「体育」に新しい風を吹かせたいと
一貫して面接官に訴えるようにしていました!
実際に私が行った授業は「道徳」です
私自身がスポーツ選手として悩んだり苦しんだりしたことを
登場人物に寄り添って子供たち(面接官)に伝えました
*体育はできませんでした・・・
模擬授業をする上で、面接官に
・どうしてその教科を選んだのか?
・君の伝えたい思いはなに?
これらを明確に話せると合格がとても近くなります
こんな風に考えてもらいたいから
私はこの教科(単元)を選んだんだ!と・・・
11ー2 授業の流れ
*1番導入が簡単でよいと思います(選択できるなら)
中やまとめは、子供たちの考えを広めたり深めたりすることで学習していくので
いきなり見ず知らずの人たちとするのは難しい・・・
導入で意識することは
子供たち(面接官)に「あっ!おもしろい」と思わせること!
興味をもってくれるような内容にする
・ものまねを入れる
・学習するものについてのうんちくを話す
・実際の経験談を話す
・マジックみたいにする
・ゲーム感覚で始める など
様々なパターンを使って
「なんか、おもしろそうやな~」と思わせることができたら完璧です
自分なりのパターンをもっておくと便利かも知れないですね
11ー3 模擬授業で超大事なこと3選
・笑顔で話しているか
・はっきり話しているか
・目を見て話しているか
・丁寧な言葉遣いをしているか
・ほめているか
・子供(面接官)の話を最後まで聞いているか
・目線を合わせているか
・話を聞き終わったら、要点を捉え再話しているか
*おうむ返しになるならやめておく
・子供の言葉を大切にしているか
・ミスしても毅然とした態度であるか
・にこにこしているか
おそらく面接官は
「自分の子供をこの先生に預けられるか」
そのような視点で接していると思います
上にあげたことは最低限できるようにしましょう
対策本も確認しておくといいかも✨
12 教員採用試験に合格するために倍率の推移をチェックしよう
12−1 倍率の推移をチェック
教員採用試験で、絶対に正規採用!
目指す方は、必ず過去の倍率を
都道府県別にチェックすることが大切です!!
*ネットで容易に調べられますので確認しておきましょう(追記)
ここで、取り上げられている事例から
自分のなりたい都道府県にこだわらないのであれば
1.○倍の都道府県を希望すればほぼ確実に教員になることが近づきます
*合格は保証しませんが・・・
しかも、いい具合に地方がばらけているので
低倍率の都道府県をいくつか受験するということもできます
12ー2 正規採用の強み
臨時講師で働くよりも
給与など待遇面では圧倒的に正規の方がいいです
低倍率の都道府県でもそこは変わらないです
また、職場での過ごし方も
正規採用の方が手厚く育ててくれます
講師は1年で交代することが多いので
なかなか育ててくれる感じはしないです
ただ、正規採用の場合は3年間はだいたい同じ学校に最初はいることが多いです
そこで、いろんな先生からご指導をいただく機会を設けられています
倍率の高い都道府県で合格できずに講師を何年もしている人を見たことがあります
講師をたくさん経験して初任になって3年間くらい研修をするのは正直しんどそうです
それなら、合格しやすい都道府県を受けて
すぐに最初の3年の研修を済ませてから希望する自治体に再選する方が賢いですね
*だいたい初任者は3年間くらい研修があり、経験すると採用試験を経験者枠で受験できる
最近では、経験者枠を増やしている都道府県もでてきています
正規採用を目指すためにまずは合格できそうな都道府県から受けましょう
採用試験の合格する男女比について気になる方は読んでください
大学生の時に記念受験
(進路が決まっていたので本当に記念でした)
講師の時に1度落ちて2回目で合格しました✨
受けたのは3回になります(一応国公立大出身)