教員採用試験の集団討論がどのように行われているのか
今回は、その疑問について
現役の小学校教員が解説します
もちろん、自治体によって様々なちがいはあります
私の考えが全てでもありません
集団討論で大切なことは、ずばり「協調性」です
その協調性をロジカルに考え
試験官を納得させるコツをいくつか紹介していきます
目次
集団討論を突破するコツ!教員採用試験
集団討論
受験者を同じに部屋に集めて
試験官から出されるテーマについて議論する
その議論の様子を評価する方法
近年、教員採用試験では
人間性を重視していることから
集団討論などのコミュニケーション力の
点数の配当が高くなっています
1 人数
およそ5〜10人
*自治体によって変わります
受験生の中で
司会(1名)を決めることがあります
司会を選んだから点数アップとかはないように感じます
司会がうまく回してくれたら全員の発言が円滑になったり
司会が微妙だと沈黙が多くなったりします
かなり大事な司会・・・
集団討論がうまくできたらそのグループほぼ全員が2次試験へ!
といいう噂も聞いたことがあります
結構重要!だと思います
後悔したくなくて
話すことに自信がある人は
積極的に立候補した方がよいと思います
自信のない人は無理せずに
自分のできることをやりとげましょう
2 テーマ
・クラスの委員や係等を決める時、どのようなことに気をつけなければならないと考えますか。みなさんで話し合ってください。
・主体性を持って積極的に社会に参加することが大切であると言われている中で、私たちはどのようなことを心がけたらよいか、みなさんで話し合ってください。
・昨今,育児放棄(ネグレクト)が社会問題化しています。このような問題が起こらないようにするためにはどのようにしたらよいと考えますか。
・児童生徒理解について、自由に話し合ってください。
・『学力の向上』について。
引用先
テーマに関しては様々であることがわかります
学級運営・学力・家庭環境などなど
受験生にとって
覚えておきたいことがあります
これらのテーマに
「正解はありません。」
正解があったらどれも解決されていますからね
子供の実態や環境はそれぞれ違います
要はテーマよりも
どのように話すのか、
内容よりも受け答えを試験官はみていると思います
*あくまで、個人的な考えです
3 進行
自治体によって本当に様々です
ホワイトボードが配布され、
自分の意見を書いてから討論したり
挙手から始まったり
司会を立てたりなど
当たり前ですが
協調性をもって討論しましょう
1度発表すると
次の人が自分の発言に対して肯定か否定かを述べて広がります
必ず発表するときは
試験官や同じグループの人に向けて話すことや
発表している人がいればその人の顔を見て相槌をうちましょう
なぜなら、子供を指導していく上で
そのような場面があるからです
2回目を発表するときも
1度全員が発表したか確認することや
また自分から始まっていないか
周りの様子をみましょう
どうしても沈黙が続くなら話をふってあげましょう
4 発表
発表する場合に気をつけることは
・はじめ
・中
・おわり
国語の学習みたいに書きましたが
必ずそれぞれで話しましょう
ずっと途中ばっかりや最後の方ばっかりだと
印象がよいとは思いませんので・・・
はじめ:意見をしっかり伝える
中:相槌を打ちながら仲間の意見を広げる
おわり:みんなの意見をまとめる
そのような姿を
面接官に見せていきたいですね
少し難しいかもしれませんが
仲間の意見を広げるときは
グループの仲間を「はっ!」と
させられるようなことが言えたら
合格が近づきますね
ありきたりの肯定意見ばっかりだと聞いている面接官は
おそらく退屈ですので・・・
5 ウラ技
私はあまり勉強する時間がなかったので
「主体的・対話的で深い学び」
この言葉に全て話を合わせるように意識していました
いろんなテーマがある中で
基本はこの言葉に合わせました
理由は、これから日本が目指している教育だからです
例えば、「学力の向上について」というテーマだと
周りの子と交流学習を通して自分にはなかった考えをもつことで
本質をついた学びができ、それらが積み重なったときに学力が向上すると思いますみたいな・・・
主体的・対話的・深い学び
などの直接的な言葉を使うと
この子はただ勉強してきただけやなと思われるので
なるべく避けて使いましょう
こんな方法もあるので
困った時に「これっ!」て出せるような
方法も必ず身につけておくべきです