小学校の先生必見!おすすめのマットレスはこちら

学級討論会!宿題は必要か?

 

昨今の教育業界では

秋田県で取り組まれている自主学習のように

従来の宿題の出し方を変革する時期にきていると思います

そこで、先輩教員が宿題について

子供・保護者の意見を聞きながら学級討論会をしていました

その授業の様子を見て感じたことを紹介します

 

目次

学級討論会!宿題は必要か?

学級討論会をしよう

 

6年生の国語科

「学級討論会をしよう」の単元内容

 

1 テーマ

 

〜こちらを読んでください〜

これからの日本教育について

 

文科省からも

「解き方があらかじめ定まった問題を効率的に解ける力を育むだけでは不十分である」

このように明記されています

 

私の務める学校の宿題は

漢字練習や計算練習などの教師が一方通行の課題となっています

従来通りの読み・書きの反復練習を行う宿題に必要性があるのか?

私は疑問に感じています

 

今回丁度よく先輩教員が宿題に関しての討論会をすると聞いたので

少しお願いをして、必要か必要でないかプラスどのように宿題をするのがよいか

深く掘っていただき、授業を展開してもらいました

 

子供だけでなく事前に保護者からも意見を書いてもらうなど

子供・保護者・教師が三位一体となった意見を聞くことができ

これからの学校としての取り組みにもつながりそうです

 

2 賛成の意見

*宿題は必要

 

意見

・学校で習った内容は復習しないと学力が定着しない

・塾や習い事は、行ける人といけない人がおり、宿題がないと学力差が広がる

・自分に合った課題をみつけることが難しい

・分からない問題があった場合は先生や保護者に質問できる

 

全体的にふだんから宿題に熱心な子は賛成派に多かったです

学校で習ったことの定着や金銭的な余裕から判断する考えが

非常に立派だったと感じました

 

イメージですが

やりたいこともあるけれど

まずは土台となる学力を定着させようとする気持ちが強かったです

 

その中で課題をみつけることが難しいという意見が出たところに

この子たちの課題があると少し考えました

 

きっと学校で教わったことを忠実に守ろうとする考えが強く

型にはまることがよいことなんだという印象を受けました

全員ではありませんが・・・

 

宿題は必要だけど、自分で課題を考えて取り組むような工夫があっても

この子たちにとってはよいのかなと思いました

 

3 反対の意見

*宿題は必要ではない

 

意見

・時間がとられてしまい、やりたいことをする時間や睡眠時間が減る

・宿題は、1人ひとりに適した課題ではない

・決められたことばかりやっていると、自主性や考える力が育たない

・保護者や先生の丸つけなどの負担が大きい

 

全体的に絶対的な根拠を話す

子供は少ないように感じました

 

その中で、宿題は1人ひとりに対して適した課題ではないことには

納得することができました

賢い子は作業になり、苦手な子は苦痛な時間

かといって中間層ってなかなかいなくて・・・

個人用のドリルがあればいいのにな〜

 

少し話が逸れますが算数の授業で

中間層に合わせた授業をするとグダグダになると聞きました

45分間で賢い子タイム苦手な子タイムをうまく活用することで

面白くなると聞きました

宿題に関しても中間層にあわすようなことが避けられたらいいですね

 

〜まとめ〜

結局、こっちがいい!という結論は出ませんでした

保護者の意見で多かったのは

「宿題をさせないと不安」ということでした

 

子供たちも宿題は合ってもいいよという子が多かったです

でも、それなりに自分自身がやりたいことがあることもわかりました

 

私の中でゴールは

「社会で生き抜く力」だと考えます

 

今の日本の高校や大学の受験だと、必ず暗記中心の作業となっています

発信力や影響力などの自己発信が受験では見落とされています

社会ではそちらの方が大切になっています

 

受験のことを考えると従来通りの宿題方法

もっと先のことを考えると自主性を育てる宿題方法かなと

個人的には考えました

 

みなさんはどう思いますか?

私の中では自主性を育てたいけど受験もがんばってほしい

そのような気持ちで結局、明確な答えはみつかりませんでした