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二分の一成人式のアイデア

こんにちは!naoblogです

 

みなさんの学校は

二分の一成人式をやられていますか?

 

保護者の間でクレームが多いのが正直なところ

また、授業時数が増える中で教員としての負担も大きく

全国的に削減しようという動きがみられます

 

それでも、しっかりと取り組むことで

伸びる子供たちが多い事実があります!!

 

大事なことは

「式」から「会」に変えること

 

そこで、今回は

私が実践した二分の一成人式をご紹介したいと思います!

 

 

 

目次

1 二分の一成人式は、どのように始まったのか

二分の一成人式の始まり

二分の一成人式を始めたのは、兵庫県で教員をしていた一人の男性だと言われています。10歳と言う年齢は、小学校高学年に上がる前の大切な時期

1980年代ごろ、子供にとっても親にとっても貴重な10歳というタイミングを、式典という形で祝ったのが二分の一成人式の始まりです。

引用元

https://smartlog.jp/150526

たしかに、高学年に向けての一歩となりますね

高学年といえば、委員会活動が始まり、学校を支えていく仲間入り

こうして意識付けをさせたのかなと考えます

 

2 二分の一成人式を保護者が削減しようと考える理由は?

感動的なイベントだけどいらない?批判が多い理由とは

親と子供の絆を深める二分の一成人式ですが、「二分の一成人式はいらない」という批判も少なくありません。

一体、どうして感動的なイベントがいらないと言われているのか、ここからはその理由について見ていきます。

 

理由① 家庭環境は人ぞれぞれなため、場合によっては傷つく子もいるため

両親との愛情を再確認するため、二分の一成人式を行う小学校も少なくありません。しかし片親に育てられた子や実の両親に会った事のない子、親ととにかく仲が悪い子など、家庭環境は様々。

穏やかな家庭に生まれ育った子の作文発表を聞くことで、心に深い傷を負う子もいます。そのため、二分の一成人式で親を呼ぶことを疑問視する声も多数あるのです。

 

理由② 成人式があるため、無理にやる必要性を感じないから

そもそも二分の一成人式とは、成人式に向け「自分は成長した」という自覚を持つために始まった行事。

「成人式で十分成長を実感できるんだから、二分の一成人式をする意味はないのでは?」と感じる人も少なくありません。

二分の一成人式にはコストもかかりますし、小学校にとっても開催は大変。「わざわざ苦労してまで二分の一成人式をやらなくていい」と感じている親もいます。

 

理由③ 子供ではなく、親を喜ばせるイベントになっているから

そもそも小学校は、大人としての教養や常識を身に着けるため、子供が健やかに学ぶ場所です。しかし、昨今の二分の一成人式は、親を感動させるためのイベントとなっている部分もあり、「子供の役に立っていないのでは」と疑問に思う人も少なくありません。確かに親にとって子供の成長を実感できる二分の一成人式は感動的ですが、子供の感じ方を考慮したものは少ないと言えるでしょう。

引用元

https://smartlog.jp/150526

理由①で深刻なケースは取りやめるべきだと思います

特に、私が教員として保護者から感じるのは理由③です

 

親を喜ばせるイベント・・・

ここに多くの人が疑問を抱いています

現に、保護者から「親を喜ばすだけだったらうちの子参加させません」と

言われたこともあります・・・

 

そこで

私が実践した二分の一成人式を紹介します

(もちろん、学校や学年の状況に違いがありますので、全ての学校で実践できる訳ではありません)

 

3 二分の一成人式の実践例を紹介

3−1 ねらいをはっきりする

〜身につけさせたい力〜

・たくさんの人の前で自信をもって発表する力

・友達のよさに気づき合える力

 

〜なくしたこと〜

・「式」という名前をなくした

・お手紙の交換をしない

・各クラスから学年全体で行う

 

3−2 全体の流れ

 

・実行委員を作る(人数は各クラス4名)

実行委員に二分の一成人式から「〇〇の会」というような名前を考えさせる

 

式から「会」に変更したことで

教師、保護者、子供が式典のように気を使わなくて済む

(服装・呼びかけ、進行などにおいて)

本番のイメージは、

友達の前で、できたことの発表会みたいな感じに・・・

 

例:今までとこれからをしっかり考える会など

 

そのために、必要なめあてを更に3つ決める

「達成・やさしさ・勇気」みたいな・・・

ここで考える3つは二分の一成人式で取り組む内容と沿っている方が好ましい

学校目標(スローガン)と照らすことができていたら完璧です

その学校目標に合うように実行委員に考えさせる

 

・親から手紙を受け取る(ここはよく考えて取り組む)

なぜ、最初に手紙を書いてもらったかというと

二分の一成人式も授業の一環ですので、その導入として扱ったためです

 

中身は、

こんな風に育ったんだよ的な感じで

特にこうやって書いてくださいとは伝えませんでした

そして、書いていただく期間を長く設けました

 

また、学校で読むと集中できなかったりばかにされたりする可能性があるので

いただいたお手紙は宿題として自宅で読んでもらうことにしました

もちろん、教員は中身がわかっていない状態です

 

・今の自分について振り返る

そんな風に育ってきたんだから、

「自分のことを振り返ってみましょう」という流れです

 

今までこうだったけど

こんなことができるようになったなど

思いつく限り書かかせました

書けない子にはフォローを入れます

4年生の3学期ですので、きっとできることは増えているように思います

 

◎今の自分のプロフィールも合わせて書きました

(似顔絵・好きな食べ物・興味をもっていることなど)

◎実行委員で何人かは本番に発表をしました

 

・できるようになったことを披露する練習

学校でできるようになったことを披露する練習

(授業の一環ですので、学校でという風にしました)

でも、できていることなのであまり時間はとりません

 

私の学校では、音楽が盛んなため、

「歌」と書いている子供が多く、1曲全員で歌を披露しました

授業時数が増えてきているので

歌の練習は朝の会に学年全員廊下に出て練習しました

【追記】現在は、新型感染症のため歌には検討が必要です

 

・10年後の自分に手紙(国語の単元と合わせて)

これは、「〇〇の会」が終わってから書きました

その会を終えて、人前で堂々と発表できた人が多かったので

どんな高学年になりたいかも書くように伝えました

 

あとは、本番のサプライズで

よくがんばったご褒美で学年写真を撮り、

先生たちから4年生思い出ムービーをスクリーンに流しました

 

保護者の要望や授業時数の増加で削減対象とされている

二分の一成人式ですが

「やったほうがいいかな」と個人的には思います

 

非認知能力と言われるように、行事で大きく力をつける子がいるからです

授業も大切ですが、学年で力を合わせたりたくさんの人前で自分を発信できたりする機会を

減らすようなことは避けていきたいです

 

ただ、「式」というと重くなりがちなので

「〇〇会」という形でもっていくとよいと考えました!!

 

非認知能力(ヒドゥンカリキュラム)について深めたい方は読んでください

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