小学生は、そろそろ夏休みが近づいてきましたね
約1ヶ月前後、子供はお休みになります
その間小学校の先生は何しているのかな・・・
❓みんなの疑問
先生は、どのくらい休みがあるの?
給料はいつも通りもらえるの?
先生の夏休みはどんな風にして過ごしているの?
現役の小学校教員の私が
そのような疑問を解決したいと思います
目次
1 ずっと休んでいるのかな?
〜子供たちが休む期間〜
7月3週〜8月3週までの約1ヶ月
*自治体によって差がありますが
〜小学校の先生が休む期間〜
夏休みは特別に休暇が5日間もらえます
また、ふだんなかなか使うことができない
年休(年次有給休暇)を使います
*学校閉校日が5日程設けられます
具体的に・・・
7月末までは仕事や研修が多く入っていますので
先生たちは、8月から夏休み休暇や年休を使って
長期休暇することができます
多い人で最大3週間ほど、最低でも2週間の
長期休暇を取得していることが多いです
*ただし、初任者だけは研修に追われます
*講師は関係なく長期休暇がとれます
2 子供と会わないのに給料はもらえるの?
給料に関しては、いつも通りもらえます
自治体によっては7月に給料の号給が上がり
給料が増えていることもあります
しかも1ヶ月前には、ボーナスもあります
夏休みは、長い休みがあって
お金もいつも以上に持っていて嬉しい状態です
3 子供が来ないのに仕事ってあるの?
①運動会や音楽会などの行事に向けて
2学期に大きな行事がある学校はその準備をしなくてはいけません
9月に運動会を控えていて、さらに組体操などの表現を任されると
夏休みはその準備に1番追われます
振り付けや隊形、指導計画など
学校が始まるまでに、学年に共有しなくてはいけませんので
ハードな生活になるでしょう
音楽会はまだまだ先になっていますので
指揮者にあたっていても、お家で音楽を聴く程度でよいと思います
伴奏を担当する先生は練習が必要だと思います
②教室整備
1学期間使った教室をしっかりと掃除をしましょう
また、子供の身長が伸びていると机やイスを変える作業があります
私は、レイアウトを変えることで
2学期からまた新鮮な気持ちが迎えられるように工夫しています
③校務分掌
年度当初に校務分掌というものが任されます
例えば・・・
学校の机やイスの在庫を確認する担当
プログラミング学習の担当など
各教科や学校が円滑になるためのお仕事です
その担当している仕事の研修に行ったり作業の計画を立てたりして
職員のみんなに知らせる必要があります
校務分掌についてはこちらをご覧ください!
④職員作業
たくさん人数が必要な作業を
職員全員でする作業のことです
よくある例としては
倉庫の片付けや空き教室の確保などのものを動かす作業があります
大勢いらない場合は
いくつかの作業をそれぞれの学年の先生でわかれて
理科室の器具点検などをすることもあります
*だいたい1〜2日程度かかります
4 もしかして研修ばっかり?
①初任者研修
初任者は夏休みに研修が盛り沢山あります
主な内容
・校内で先生から講話や研修
・宿泊研修
・校外研修
私の時代は研修が夏休みだけで12回ありました
初任者だけまとまった休みはお盆ぐらいとなります
②校内研修
校内で夏季研修が行われます
内容は
専門的な外部の人から講話を聞いたり
教育委員会の人が来校してきてくれて研修をします
不審者対応では、警察が来てくれて研修を実施することもあります
講話はその年度によって
先生たちのアンケートのもと
生徒指導のことやプログラミングなど
研修担当の先生が中心になって内容を決めていきます
2日間で2種類くらい研修が予定されています
③校外研修
自分の担当している校務分掌に該当する研修に参加して職員に知らせます
担当している教科の研修に行き、学んだことを伝え合います
*だいたい1日程度の出張です
今年は密を防ぐためにオンライン研修で行われます
そのため、自分の担当以外も視聴することができます
5 まとめ
小学校の先生は夏休みに約2〜3週間まとまって休みを取ることができます
(初任者以外はね・・・)
7月の最後の週は、たくさんの研修が組み込まれて
研修ばかりが続いていて少ししんどいです
8月を目指して
どの先生も気力を振り絞っています
まとまった休みでは
趣味に没頭したり家族と暮らしたり
それぞれリフレッシュに励みます
子供たちほどではありませんが
先生たちも夏休みはまとまった休みがあります
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